2010年3月15日月曜日

万城目学 『鴨川ホルモー』

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。

なんともまぁ、くだらない本です。くだらな面白いというか。
妄想とアイディアで、ここまで突っ走れるんだからたいしたものです。
どんどん読み進めていくことができるし読後感も決して悪くないです。「あぁ、面白かった、おしまい!」みたいな感じ。深く考える必要もないし、エンタメ小説としては成功作でしょう。
「読まなきゃ人生損している」(某書店の文庫担当者)ってほどじゃないし、むしろこれを読んだ時間分、人生を損しているんじゃないか、とも思いますが。まぁ面白かったからいいか。
でもなんだか森見登美彦とかぶるなぁ…

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